映画「灼熱の魂」を見たよ
母の遺言から始まった、父と兄を探す旅。
世界が絶賛した、心震わすヒューマン・ミステリー
あらすじ※公式サイトより
初老の中東系カナダ人のナワル・マルワンは、ずっと世間に背を向けるようにして生き、実の子である双子の姉弟ジャンヌとシモンにも心を開くことがなかった。そんなどこか普通とは違う母親は、謎めいた遺言と二通の手紙を残してこの世を去った。その二通の手紙は、ジャンヌとシモンが存在すら知らされていなかった兄と父親に宛てられていた。遺言に導かれ、初めて母の祖国の地を踏んだ姉弟は、母の数奇な人生と家族の宿命を探り当てていくのだった……。
見たよってテンションで語れる映画じゃないんだけど…
ここ最近でみた映画ではダントツのキツさ。えぐられる。
映画で精神が左右される人は要注意。
ただ胸糞という一言では終われない映画だ。
まず公式サイトの文言がすごいのよ↓
どこから物語を始める?
あなたたちの父親の誕生?
時として、知らない方が良いこともある
それは恐ろしい物語
それは、かけがえのない愛の物語
こんな言葉を並べられたら気になっちゃうよね。見るしかない。
そして、双子と共に知るその真実…目を覆いたくなる。
知らなければ良かった、と。
これは呼び知識なしで見て欲しい映画である。
だからあまり感想言わない方が良いんだけど…
ちょっとだけ言わせて。
あの母親のことを思うと心がめちゃくちゃになる。
双子のこれからを思うと心が痛くて息が詰まる。
真実が分かる時に、弟が発するある言葉。この映画の核である言葉。
その一言で理解した姉は泣き崩れる。ああ嘘でしょう。まさに恐ろしい物語。
ここまで見た人は、その物語を知りたいでしょう?
もうこれをみるしかないでしょう。
双子に寄り添うしかないでしょう。
死んだ母について考えるしかないでしょう。
みて。
弟のあの言葉を聞いて。
最後の双子のあの表情を焼き付けて。
それで思い出して欲しい。
これが“かけがえのない愛の物語”ということを。