映画「母性」を見たよ
母の愛が、私を壊した。
一つの事件。母と娘、二人の語り手。物語は［あなたの証言］で完成する。
あらすじ ※公式サイトより
女子高生が遺体で発見された。その真相は不明。
事件はなぜ起きたのか？
普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。
愛せない母と、愛されたい娘。
同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく……
母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」ー
２つの告白で事件は１８０度逆転し、やがて衝撃の結末へ。
母性に狂わされたのは母か？娘か？
THE湊かなえ。
この方の作品は母と娘系が多い気がする。
きついよ…
公式サイトが面白くて、
←母の証言 娘の証言→
でクリックしたら、それぞれの証言がある。（作中でも勿論でてくる）
それが見事なまでに食い違ってて…
「私は強く、娘を抱きしめました」
「母は強く、私の首を締めました」
この違い怖すぎる。
大人の顔色を伺って育った子供って可哀想だよね。
母の呪縛。
戸田恵梨香の妄信的なまでの母親への愛。
娘は所詮、母ありきでの存在…
確かに立派なお母さんだけど、自分の娘ができても変わらないなんて。
よく「自分の親と恋人どちらかしか救えないとしたら、どっち？」
みたいな、もしも話があるけど実際にこの映画でおこる。
しかも、「自分の母親か自分の娘か」…
あそこは狂気だった。
月日が経っても、うまくいかない母娘。
永野芽郁が可哀想だった。
ずれていって噛み合わない。
でも最後は良い感じで終わったんじゃないかな。
イヤミスじゃなかった。
徐々に明らかになる、あの火事でおこった出来事。
食い違う母と娘の真実は…
多分どちらも合っていて間違っている。
「これじゃだめだ…」って娘が言うんだけど、すごい切なかった。
最後の最後で気づく母はどうなのかって思う所もあるけど、
良かったんだよね。後、父親が本間嫌だった。
原作も同じなんかな？
やきもきしてしまうけど、２つの視点から見る映画は面白い。
現時点ではネトフリ、アマプラは追加料金だったよ。
映画「ベニーラブズユー」を見たよ
キミは永遠のともだち・・・・・のはずだったのに。
ベニーがとっっっても可愛い。
なんとなくエ●モに似てる気がしなくもない。
これ作中では、テディベアとか言うてたけど…クマなのか？
どっちかと言うとウサギでは？
まあそんなことより可愛い。
でも、このベニーが動くまでが退屈。
オープニングの子供の悲鳴も苦痛。めっちゃ長くてくどいの。
しかもめっちゃ嫌な子供。
その悲鳴を乗り越えて、主人公の残念な日常シーンも乗り越えると
ベニーにやっと会える。
まあ見る前から分かってたけど、超B級。
ベニーの動きが、お人形遊びしてる時みたいな感じ。
一歩一歩足が動いてない。ぴょんぴょん跳ねてる。
そこが良い。とても可愛い。
その他のベニーの可愛い所を箇条書きであげてみる↓
・主人公への愛が重い
・主人公には危害を加えない
・自分と主人公しか認めない
・声
・はらわたに見立てて、スパゲッティを撒き散らす
・残虐なことしてるのにホラー映画が怖い
・車運転しちゃう
・主人公の誕生日に自分の写真をプレゼントしちゃう
・「抱っこして」
ベニーは会話ができなくて、元々入ってるセリフしか言えない。
「抱っこして」とか「ベニーはキミが大好き」とか。
それで主人公とコミュニケーションとってるの良かった。
そんなベニーが唯一「は？」って言うシーンがあって、めっちゃ良かった。笑った。
ベニーのぬいぐるみ売ってるのかな？欲しいなあ。
これ見た人は絶対欲しくなると思う。
ずっと大事にしていた思い出たくさんのベニー。
自由奔放で制御できないベニーに主人公が振り回されてるの良かったな。
人殺しさえしなければ順調だったのに…やめれないのね。
主人公の葛藤が辛い。
最後のぎゅーってハグ良かったな。
ベニー幸せだったろうね。
ずっと一緒にいれるっぽいのでハッピーエンドだとう思う。
ただエンドロール後のあれ…
ああはならんやろって笑っちゃった！さすがB級！
血みどろなんだけど、THE作り物って感じなんでいける人多いと思う。
なんで、とってもキュートなベニーを見て！！
映画「ブラックフォン」を見たよ
密室に鳴り響く、「死者からの電話」
あらすじ ※Amazon商品ページより
コロラド州のとある町。そこでは、子どもの失踪事件が相次いでいた。
ある日、少年フィニー(メイソン・テムズ)は学校から帰る途中、黒い風船を持つマジシャンだという男(イーサン・ホーク)に出くわし、そのまま拉致されてしまう。
気がつくと、フィニーは地下室に閉じ込められており、そこには鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして断線した黒電話があった。
すると突如、断線しているはずの電話のベルが鳴り響く。
フィニーは恐る恐るその受話器を取るが、それは死者からのメッセージだった。
一方、行方不明となったフィニーを探す妹グウェン(マデリーン・マックグロウ)は、兄の失踪に関する不思議な予知夢を見る。
ジュブナイル✖️ホラー
斬新な組み合わせだ。めっちゃ良い。まさか泣くとは思ってなかった。
ポスターの仮面で映画見るのをやめる人多いねんけど、それは勿体ない！
このホラー、幽霊的にはまさかの味方側が驚かしてくる。
犠牲になった少年達が受話器を通して登場してくる。その仕方が怖い。
ずっと笑ってる子とか。怒りに満ちた去り方する子とか…
味方してくれるなら、優しく登場して欲しい。
でもみんなが、必死に逃げようとしたのが分かってとても辛い。
そして各々がやろうとした脱出方法を主人公に教えてくれる。それも良いよね。
「俺は間に合わなかったけど…」って言葉がとてもしんどい。
最後に出てくる友達。
「最初からずっとそばにいた」
もうあそこで涙腺きちゃう。
あの素振りのシーンは熱い。
※セリフはうろ覚え
そしてこの映画は幽霊的な怖さだけではなく、人が怖い。
この仮面の奴がしっかりやばい。
やっぱりこの映画で思うのが生きてる人間が1番怖いってこと。
この映画の好きな所は主人公の妹のキャラがとても良い。
口が汚くて強気。
不思議な力のせいで刑事達に事情を聞かれるシーンでは、大人に詰め寄られたら不安よね、とか思ってたら何のその。
めっちゃ言い返す。口が達者。
お兄ちゃんがいじめられてた時も、石を片手に相手の頭に殴りかかったり…
とてもおてんば。
でもお兄ちゃんがいなくなって、頑張ってた姿は胸がキュッとなる。
兄妹、仲良しって良いね。
そしてこの映画の結末は最高にジュブナイルだった。
友達にはもう会えないけど、ハッピーエンドだと思う。
吹き替えと字幕の両方見たけど、妹の口悪さを感じたいなら字幕がおすすめ。
映画「きさらぎ駅」を見たよ
それは、たどり着いてはいけない異世界。
あらすじ ※映画公式サイトより
繰り返される悲劇ー この悪夢から抜け出すことはできるのか？
大学で民俗学を学ぶ堤春奈は、卒業論文で十数年来、ネットで現代版“神隠し”と話題になっている都市伝説「きさらぎ駅」を題材に取り上げることにした。
リサーチの結果、「きさらぎ駅」の原点となった書き込みの投稿者は『はすみ』ではないかとされる葉山純子という女性の存在を知る。ようやく純子への連絡先を知り、数ヶ月にわたりメールでやり取りした結果、春奈は遂に純子と会う約束を取り付ける。
指定された場所は「きさらぎ駅」の舞台となった路線にある一軒家。
春奈を出迎えた純子はどこか影のある雰囲気を持つ女性。
部屋へ案内され、早速、ネットで噂される『はすみ』本人との真偽を確かめる春奈に対して、純子はどこか謎めいた笑いを浮かべながらも春奈からの問いかけに静かに頷く。
続けて、純子から「きさらぎ駅」へたどり着いた経緯、その後の出来事などを聞いた。
その内容は春菜には到底信じられるものではなかったが、純子の話の中で春菜はなぜ純子だけが「きさらぎ駅」へたどり着くことができたヒントに気づく。
純子と別れた春菜は自然に「きさらぎ駅」の舞台となった遠州鉄道の駅へ向かう。
この選択が春菜の運命を大きく狂わせることになってゆく。
あらすじ、めっちゃ長いね。
２チャンネルの有名な都市伝説「きさらぎ駅」
こんなんどうやって映画にするんやろって思ってたけど、割ときれいにまとめられてた気がする。とっても見やすい。
ただ都市伝説をなぞるだけじゃなく、ストーリーにちょっとした仕掛けもあって良かった。
そういうテイストいれるんだ！って。
そして最後の終わり方も良い。
因果応報的な？？
その後の余白を感じれるのって良いよね。
回想が一人称視点なのも良かった。体験してるような演出。
主人公が話を事前に聞いていたのもあり、怪異を回避していくんだけど…
それがなかなか強くて良かった。戦うって良い。
好きなシーンは「確認なんだけど、この中で運転できる人いる？」
からの頭をバーンって所。潔い。
ところでこの映画って、ホラー映画に分類されるんかな？
怖くないので苦手な人も見れると思う。
何も考えずにぼーっとみれる映画かも。
小説「殺人出産」を読んだよ
10人産んだら、1人殺せる。
↑読んだ後こうなる↑
あらすじ ※Amazon商品ページより
今から百年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」で人口を保つ日本。会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。未来に命を繋ぐのは彼女の殺意。昨日の常識は、ある日、突然変化する。表題作他三篇。
こんなにゾッとする小説だとは思わなかった！
短編だしって気軽に読んだのが間違いだった！！
小説でグロいと感じたの初めてかもしれない。
読んでる間はずっと、不快。
でも、人に勧めたい。読んで欲しい。だってすごいから！
ところで10人産めば殺せるのって、その産んだ子供のことかと思ってた。
どうしても殺人衝動が抑えられない人のための救済みたいな…
それはそれで狂ってるけど…
まさか全く別の人を好きに選べるなんて。
10人産んだ「産み人」に選ばれた「死に人」
どちらも栄誉なことで崇められる。
生と死、産むと殺人、反対の意味のはずがイコールになったこの世界。
「死に人」はその運命から逃げられない。受け入れるしかない。
そもそも、この世界の人は大抵素直に受け入れる。
倫理観といったら…もうめちゃくちゃ。
もちろん少数派で、この制度に異議を唱える団体も出てくる。
今の私たちと同じ人達なんだけど。
それがかなりの少数派で冷遇されている。こわい。
価値観がぶっ壊れた世界。本当にこれがフィクションで良かった。
そもそもこんな発想ができるなんて、この村田さんすごくないか…
100年後の世界がこうなっていない事を切に願う。
絶対に無いとは言い切れないもんね。
短編とは思えないほどの重厚な内容だ。きつい。
主人公とその姉の最後のシーンはずっとこわい。
覚悟して読んで欲しい。
これ映像化、無理だろうなー。
「殺人出産」だけでなく他の「トリプル」「清潔な結婚」「余命」
そのどれもが、「殺人出産」に引けを取らない作品。
言っちゃ悪いけど、えぐい。ぐろい。
気分が悪くなること間違いなし。
これ一気に読めないんじゃないかな。
でも、衝撃に飢えてる人は良いと思うのでお勧めしちゃう。読んで。
映画「キャリー」を見たよ
最も恐ろしく、切ない青春。
あらすじ ※Amazon商品ページより
学校ではいじめられ、家庭では狂信的な母に監視されて、孤独な日々を送る高校生キャリー。ある日、彼女は念じるだけで物を動かせる“能力"があることに気付く。その謎の力に戸惑う中、突然憧れのトミーに誘われてプロムに参加することに。夢見心地で出掛けた彼女だったが、そこには残酷な罠が待ち受けていた……。その出来事がキャリーの怒りと能力を爆発させ、会場を街を地獄へと変えるのだった――。
2013年のクロエのやつ。クロエが本当に可愛い。
クロエならカースト上位は間違いないと思うんだけどな…
昔のキャリーは見たことないので比較できないけど面白かった。
こんなに嫌な奴っておるん？ってぐらい、いじめっ子が最悪だった。
なんでクラスのマドンナはあんな子と親友だったんだろう。
マドンナはめっちゃ良い子だった。過ちを認めて反省してたしね。
憧れていたプロムも辞退して、彼氏をキャリーにつけるっていう…
これはなかなか…そこまでするもんだろうか…
彼氏も良い奴だった。キャリーに優しくしてね…
でも、いじめとプロムは別な気がするねんけど。
まあ置いといて…
母親の束縛って恐ろしいよね。
抑圧が思春期も重なり、ジワジワとキャリーを追い詰めていく。
そして、とどめの最後のあの大惨事。
そりゃ爆発するわ。
親身になってくれた先生にすらも力を向けちゃって…
そこはショックだったな。
でも、安全な所に先生を降ろしてたのでちょっと救われた。
あの大惨事で唯一生きて会場から出れたのでは？？
ちょっと前までは、あんなにキラキラしていて幸せだったのに…
全部台無し。その落差に精神的にやられる。
キャリーが可哀想。
まあでも覚醒してからの血みどろキャリーはスカッとする。
あんな力欲しいよね。
爆暴れキャリーは圧巻。
見ててスッキリするのでストレス溜まってる人はぜひ。
現在は
プライムはレンタル
ネトフリにもあったよ。
映画「CABIN」を見たよ
あなたの想像力なんて、たかが知れている
あらすじ ※Amazon商品ページより
夏休みに山奥へとバカンスへ出かけた大学生5人。
古ぼけた山小屋の地下で見つけた謎の日記を読んだ時、何者かが目覚め、一人、また一人と殺されていく。しかし、その裏に若者たちが「定番のシナリオ通り」死んでいくよう、すべてをコントロールしている謎の組織があった。その組織の目的は？
若者たちの運命はー？その先には、世界を揺るがす秘密が隠されていた…。
2012年の映画で11年も前の映画だって。そうは思えない〜
今見ても斬新で良い！！楽しい！！
このキャッチコピーなるほど！！
まだ見たことも内容も全く知らないよ！って人は予備知識なしで見てみて。
すごい有名な映画なので、オチを知っている人も多そう。
ホラー映画のテンプレ展開。ああはいはい…で終わらない。
うわーそういう視点かー。面白いよね。
まず最初から「？？」って感じで話が進むのも好き。
謎の施設の男性２人の会話がコミカルなんがまたギャップ。
どういう事情か分かってくるから大学生が進むシナリオに納得。
なるほどーテンプレにも理由があるのか。
他に無いんじゃないかな。こういう映画。
なんと言ってもこの映画の良さは、地下に行ってからだよね。
みんな大好きだよね、あの扉がバンって開いた瞬間。
ホラー映画好きにはたまらない。
全員大集合のあのシーン。たまらん。豪華。
初見で見た時はゾッとしたよね。
個人的に好きなシーンは「半魚人か…！」の所。
合間に出てくる各国での戦いの映像も良き。
どこの国も負けなかったみたいで…人間強いやん。
日本もでてきてちょっと嬉しい。あれは花子さん的な？？
やっぱりホラーテンプレに日本は欠かせないよね。
因みに私は元ネタが分からないんだけど、
白い仮面を被った家族が好き。
あなたのお気に入りのクリーチャーは登場したかな？
終わり方すごいよね。ドーンって感じ。
ちょっと真剣に考えるてみると…
自分が死んだら世界が救われるならどうする？
または友達が死ねば世界が救われるならどうする？
大学生達の決断はいかに…
あっと言う間に終わるのでいつでも見れる気軽な映画。
