映画「ムード・インディゴ うたかたの日々」を見たよ
人生は泡のよう。消えないうちに、愛して。
あらすじ※アマゾン商品ページより
舞台は、パリ。働かなくても暮らしていける財産で自由に生きていたコランは、無垢な魂を持つクロエと
恋におちる。友人たちに祝福されて盛大な結婚式を挙げた二人は、愛と刺激に満ちた幸せな日々を送っていた。
ところがある日、クロエが肺の中に睡蓮が芽吹くという不思議な病におかされる。高額な治療費のために働き始めたコランは、不可思議な人間関係に巻き込まれていく。クロエは日に日に衰弱し、コランだけでなく友人たちの人生も狂い始める。もはや愛しか残されていないコランに、クロエを救うことは出来るのか―?
大人用の御伽話をみているようだ。
パッケージからは想像できないくらいに悲しいラストだった。
とても幸せな時から、段々と悲しい方向に進んでいく。辛い。
まさに「うたかたの日々」だ。
こんなにも切なくなるのに、なぜかキラキラしたもので満たされる。
それはきっとこの物語が不思議な演出が多く、唯一無二の世界観だからだと思う。
所々ストップモーションで作られており、見ていて楽しい。
ドアベルは鳴ると生き物のように動き回り、料理もテレビの中の人間と喋りながら作る。
足が長くなるダンスやカーレースする結婚式などなど…
他にもおもしろくて奇妙でワクワクすることがいっぱい。
病気ですら、どこかお洒落に感じてしまう。
睡蓮が肺に芽吹き、治療法がたくさんの花で囲むこと。
コランや友人がクロエに花の贈り物をするのが、どこか悲しくてきれいでロマンチックなのだ。
悲しいけど、2人や友人たちの結末を見届けて欲しい。
怒涛の展開でフランス映画にしては見やすいし、何より楽しい。
ありきたりの言葉だけど、切なくロマンチックで素敵なラブストーリーだ。
DVDはなんかめっちゃ高騰しているので、アマゾンプライムレンタルがおすすめ。
近くにレンタルショップがある人は探してみてね。